プロジェクト進行において頻発する問題点
作業をしているとついついこれもやりたいあれもやりたいとなりがち。
そして、口頭でイメージを共有してもチーム内のイメージは思ったよりバラバラ。
後から思わぬ問題点を見つけて、効率悪くなったりモチベーションが全体的に下がって終わったり。
そんな状態にならないようにプロジェクトを進めるためにオススメのドキュメントツール。
インセプションデッキとは
プロジェクトを明確にするための10の質問セット。
効率の良いとされる手法
メンバー全員で話し合って答えることによってプロジェクトの全体像を明確にするもの。
アイデア出しの場ではなく、固め方・方向付けを行う。
グループ内の意識・目的を固め、いつでも確認出来るように配布紙に落とし込む。
認識のズレや方向性のブレを感じたら見返して修正する。
10個の質問項目の中、必要な項目だけ行えば良い。
10の質問セット
Why Are We Here? 我われはなぜここにいるのか?
Create an Elevator Pitch エレベーターピッチを作る
Design a Product Box パッケージデザインを作る
Create a NOT List やらないことリストを作る
Meet Your Neighbors 「ご近所さん」を探せ
Show the Solution 解決案を描く
Ask What Keeps Us Up at Night 夜も眠れなくなるような問題は何だろう?
Size It Up 期間を見極める
Be Clear on What’s Going to Give 何を諦めるのかをはっきりさせる
Show What It’s Going to Take 何がどれだけ必要なのか
『アジャイルサムライ』(Jonathan Rasmusson 著, 2010 近藤修平・角掛拓未 訳, 2011)48p-49pより引用
はじめてのハッカソンようにピックアップ&説明
1. Why Are We Here? 我われはなぜここにいるのか?
このプロジェクトを作る背景、理由は何か。 Webアプリや作るものの目的やターゲットを明確にする。
2. Create an Elevator Pitch エレベーターピッチを作る
・プロジェクトの特徴( 機能 ・ UI/UX ・ デザイン のいずれか)
・競争相手との違い 「キャッチコピー」となる言葉は何か、 差別化を考える。
※エレベーター・ピッチとは 30秒でビジネスプランを的確に伝えること。(シリコンバレー発祥)
4. Create a NOT List やらないことリストを作る。
(やること)やらないことは何かを明確に。
→自分のやるべきこと、やらなくても良いことを明確にする。
作業の見える化、Todoリスト、共有が大事。
6. Show the Solution 解決案を描く
プロジェクトをどのように実現するか を決める。
利用技術・リスク・問題・構成・洗い出し 起こりうる事態のリスクの対処法と発生したら対処するか。
8. Size It Up 期間を見極める。
締切りは17時20分まで(2015/1/17)。その時間までに終わらせるにはどうすればいいか。
例)分担作業を一つに合わせる時間を考えると16時にはある程度終わらせたい。
例)この機能実装はかなり時間がかかるし、無くても作業は進むから後日対応。
9. Be Clear on What’s Going to Give 何を諦めるのかをはっきりさせる。
やりたいことを全部挙げて、その中でやること・やらないことを決める。
( 基本の機能・追加機能・品質の程度 など)
10. Show What It’s Going to Take 何がどれだけ必要なのか。
最終的に必要となる予算や人の手など、どれくらい考えられるか。
運営する必要が出てくるか。出てくるとなれば運用費は出せるか?など
テンプレート
インセプションデッキ テンプレート DLリンク(未)
チームでの作業を効率化させることの出来るドキュメントツール。読んで少しでも頭に入れておくだけで参考になりますよ!